須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成25年11月号掲載
会計勉強会
 私の事務所において6月から始まった会計勉強会も11月21日の第6回を残すのみとなりました。
 この会計勉強会は「盛和塾 新潟」の主催で、その目的は「京セラ会計学を学ぶことで、塾生企業の全従業員の物心両面の幸福を実現するべく、各企業の利益率向上と財務体質の強化を図り、ひいては新潟塾より稲盛経営者賞の受賞者を続々と輩出する」というものです。
 当初、講師を引き受けることを辞退していたのですが、最近若い人も続々と入塾しているし、盛和塾からもらうだけでなく、この歳になったら少しは返す必要があるのではないかという思いから無償で講師を引き受けることにした次第です。

 申込者数が41名あり、当初、駐車場をどうするか、事務所の研修室に入りきるかどうか等検討すべき事項がたくさんありましたが、工夫すれば何とかなるもので物理的条件はなんとかクリアしました。後はこの事務所まで皆さんが来てくれるかどうかです。

 私が一番感動したのは、東京に住所をおきながら新潟の盛和塾に入っているHさんがほとんど毎回出席してくれたことです。東京から私の事務所までは新幹線で新潟まで来て、それから信越線で新津まで行き、そこから更に羽越線に乗り換え水原まで来なければなりません。駅のそばの事務所でないためタクシーを使ってようやく到着です。
 こうした熱心な出席者の方々に私の方が逆に励まされた感じがします。

 ほとんどの経営者は会計を知っていたから商売を始めたわけではなく、技術があるとか、営業が得意であるとか、さらにはたまたま後継者であったということで現在の地位にいるというケースがほとんどかと思います。こうした場合、会計が解らなくて当然であり、恥ではありません。しかし、わからないままではいけません。 
 右肩上がりの時代であれば、例え会計が解らなくても何とか過ごすことができたこともあったかもしれませんが、昨今の激しい競争の中で、会計が解らないということは羅針盤のないまま荒海の中で航海を続けているようなものです。

 以前、事務所主催で簿記の勉強会を開催したことがありましたが、いずれまた開催することを考えていますので、簿記・会計に自信のない方は是非出席をお願いします。
                所長 須田幸英
 事務所通信11月号掲載
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